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柔軟な働き方ができるからこそわかった、育児:本業:副業の“私的ベストバランス”

加古 萌 DeSCヘルスケアkencomサービス部サービス企画開発グループ グループマネージャー 2010年に新卒で株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)に入社。人事、ソーシャルゲーム事業、メディア事業を経て、2016年5月よりDeSCヘルスケア株式会社へ出向。現在は、マネージャーとしてヘルスケアサービスの企画・開発をリードしている。 副業ではベンチャー企業にて女性向けアプリのプロダクトマネージャーを務めつつ、プライベートでは子育てアプリの開発、子育てグッズの制作も行なっている。2児の母。

――2010年に新卒で入社されてから今まで、どのような仕事をしてきましたか?

加古: 入社後まず始めに人事で新卒採用担当となり、サマーインターンの企画運営や通常選考の書類審査・面接・内定後のフォローアップなどを約2年間担当していました。その後、ソーシャルゲーム事業に異動して『怪盗ロワイヤル』などのゲームの運用・新規開発のプロデューサーとなりました。日本のタイトルを運営するだけでなく、海外で作ったタイトルを日本でパブリッシュするような業務にも携わっており、一時は韓国に住んでいたこともありましたね。その後、メディア領域での新規事業の立ち上げを経てヘルスケア事業へ異動。そこで2度の産休育休を取得し、今はkencomという健康保険組合向けサービスの企画開発をおこなう部署でマネージャーをしています。

こうやって見るとキャリアにあまり一貫性がないように見えるかもしれませんが、その時々でやりたかったことを実現する形で異動してきました。「次はコーポレートではなく事業を自ら作る仕事をしたい」「既存のサービスではなく新サービスの企画をやってみたい」など、キャリアに対する自分の意思を伝え続けた結果です。

――産休育休により一時的に仕事を離れたことで、キャリアに対する考え方は変わりましたか?

加古: 産休育休は、自分のキャリアを見つめなおす良い機会でした。仕事をしているとどうしても日々の業務に追われてしまい、「次はこんな事業に携わりたい」というレベルでは考えられても、「そもそも自分は人生で何を成し遂げたいんだっけ」というような、キャリアというより人生そのものに対する問いまで掘り下げて考える時間はなかなかとれませんから。
特に2回目の育休中は、時間にも心にも比較的余裕があったため、自分のキャリアを考える一環として、まずはやりたかった副業を始めてみました。

――育休中に副業を始めたんですね。どのようなきっかけだったのですか?

加古: 現在も副業として携わっているオリジナルのネイルシールをデザイン、注文できるサービスは、もともとDeNAの社員だった人が立ち上げた事業で、私もユーザーとして大好きなサービスだったんです。
DeNAでは副業が正式に許可されているため、育休中に上長に相談したところ、承認どころか応援をしてもらったので、会社に申請をして始めました。

産休育休中は仕事から完全に遠ざかってしまう人が多いと思いますが、私の場合は副業を始めたことによって「育児をしながら働くってこんな感じだったな」という感覚を取り戻すことができました。
副業に必要な時間やマインドの切り替え方が復職前にわかったことで、復職後に働きながら家事育児をして、さらに副業も続けられそうかということを予めシミュレーションできたことも良かったですね。

現在副業の仕事は、夜子どもを寝かしつけた後や朝、または土日に自宅でやっています。今はプロダクトマネージャーとして働いているのですが、このサービスにはメンバー全員が副業として携わっているんですよ。

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副業を通して見えてきた
人生に対する価値観

――育児をしながらフルタイムで仕事をして副業もするなんて、毎日大変ではないですか?

加古: 本業も副業もチャレンジングなことをすると相当ハードな毎日になるのであまりおすすめしませんが、副業として始める仕事の内容や人を予めある程度知っている場合はわりと取り掛かりやすく、本業とのバランスも取りやすいかと思います。

本業の仕事だけで自分の「WILL」の全てが成し遂げられる状態が作れるのであれば、それは非常に良いことだと思うんです。でもそうならないことも多いですよね。そんな時、自分の自己実現を副業で叶えるという人生もあっていいと思うんです。

私は本業の仕事もとても楽しいのですが、副業を始めたことによって仕事を通じた自己実現の度合いが更に上がり、仕事に対するモチベーションが高まりました。本業でやっていることが副業に、副業でやっていることが本業に活かせていて、好循環が生まれている気がします。なので今後、メンバーから副業の相談を受けたら背中を押してあげられますね。

――キャリアの幅が広がったことで、人生に対する価値観も変わりましたか?

加古: 「いまは脇目も降らずに本業に没頭したい」「いまは育児になるべく時間を割きたい」「いまは副業を頑張ることで本業とのバランスをとりたい」といったように、定期的に立ち止まって、自分の人生において大事にしたいことや、「いま」の想いも加味した物事の優先順位についてアップデートをかけていくことを大切にしよう、と思うようになりました。

なので、四半期に一度、夫と一緒に育児やお互いのキャリア・人生に対してこのような「振り返り」をするようにしていて、最近は「これからしばらくの間は、もう少し子育てに時間を割きたいね」などと話しています。

また、仕事や育児など「人生において自分がやりたいこと」というのは、自分以外の因子、たとえば夫の仕事の環境や子どもの成長などによっても変わるんだな、ということが最近よくわかってきました。
そういう意味では、キャリア観を敢えて定めず、その時に最も時間をかけたいことに時間をかけるという考え方が自分には合っていると思います。

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マネージャーとして個人の「WILL」と
事業を繋げるサポートがしたい

――2回目の育休を経てマネージャーになられましたが、メンバーとして働くのとマネージャーとして働くのはどのような違いがありますか?

加古: メンバーとして働いている時は、仕事を通じて自分の思い描いたものがサービスとして実現されていくのが何よりも楽しかったです。マネージャーとなった今は、メンバーがやりたいと思っていることと事業として必要なことを上手くつなげて事業を成功させることにやりがいを感じます。

メンバーの「WILL」は1on1で話して聞くことが多いです。ヘルスケア事業ですと、たとえば「ダイエットには興味がないけれど禁煙には興味がある」とか「対象が大人の男性だと興味はないけれど子どもなら興味がある」などの興味関心は人それぞれですが、それは個人が置かれている環境や、自分や親しい人がターゲットユーザーに入るかどうかによって変わってくると思います。面白いですよね。

――メンバーの「WILL」を事業につなげるのは難しくないですか?

加古: とても難しいです。ただ、興味がないことに携わるよりも、興味があって深く共感することに対して向き合った時のほうが高いパフォーマンスが出ると思いますし、メンバーには仕事を通じて自己実現をしてほしいと思っています。
もちろん仕事なので、このような個々人の「WILL」だけをつなぎ合わせても事業は成り立ちませんが、事業としての優先度や重要度に鑑みてメンバーのアサイメントを考え、結果的に皆の「WILL」を積み重ねて事業を作り上げていくことはとても面白いです。

――ご自身の「WILL」はなんですか?

加古: マネジメント業にやりがいを感じながらも、私自身はやっぱり「ものづくり」が好きなんです。なので、任せられるプロジェクトはメンバーに任せつつ、自分が手を動かしたほうが良いプロジェクトでは手を動かすという、マネジメントとプレイングのバランスを考えながら仕事をしています。

根柢の考え方として、私は「自分の子どもが大きくなっても残り続けるサービスを作りたい」という想いをもって働いています。それは本業でも副業でも変わらない、私の「WILL」ですね。